サンバレー アイダホ州
昼も夜も大自然に囲まれながら過ごす、思い出に残る休暇
暖かい時期のアドベンチャー
サンバレーの魅力を満喫するなら、その大自然に囲まれてアクティビティを堪能しましょう。まずはシルバークリーク保護区から。ここはマスのフライフィッシングの名所として知られており、高地砂漠ではヘラジカを見ることができます。冒険を求める方には、全長 12 キロメートルに及ぶパイオニアキャビンのハイキングがおすすめ。森や高原、山々を横断し、1938 年に建てられた素朴な山小屋を目指します。気軽に出かけて、美しい景色をもっと楽しみたいなら、ソートゥース植物園(Sawtooth Botanical Garden)に向かいましょう。園内には、曲がりくねった遊歩道がいくつもあり、豊かな緑や咲き誇る花々に彩られ、活気に満ちた水辺が広がっています。ウッド・リバー・トレイルズ(Wood River Trails)を散策あるいはサイクリングしながら進んでいくと、アーティストのジョン・グレードによる自然をイメージした彫刻「スパー(Spur)」が姿を現します。サンバレーでは、夜になっても大自然のアドベンチャーは終わりません。セントラル・アイダホ・ダークスカイ保護区(Central Idaho Dark Sky Reserve)は世界に 14 ヵ所ある国際ダークスカイ協会が認定した地域の 1 つであり、うっとりするような星空観察が楽しめます。サンバレーではどこで夜空を見上げても天の川を見つけることができますが、街を離れて、人気のレッドフィッシュ湖(Redfish Lake)など大自然の奥地に足を踏み入れると、さらに素晴らしい夜空の眺めを堪能することができます。
冬のワンダーランド
暖かい季節のサンバレーはハイキングやゴルフ、フライフィッシングに最適ですが、冬には冬ならではのエキサイティングなアウトドアアクティビティが楽しめます。人混みとは無縁であることに加え、冬は壮大なウィンタースポーツを満喫できる絶好の季節です。ガリーナロッジ(Galena Lodge)には 24 キロメートルに及ぶスノーシュートレイルがあり、山々の絶景が見渡せます。特にボールド山(Bald Mountain)はスキーヤーやスノーボーダーに人気があり、プロもこの地でトレーニングに励みます。アメリカが誇る偉大なオリンピック選手の多くがこのゲレンデを滑降したことから、フェスティバルメドウには「オリンピックレディーズ(Olympic Ladies)」と呼ばれる一連の銅像があり、ケイトリン・ファリントンやクリスティン・クーパー、マフィ・デイビスなど一流のオリンピック選手の銅像が見られます。
人気の歴史スポット
サンバレーでは、その美しい自然のほかに、この地に深く根付いた歴史にも触れることができます。かの有名な作家アーネスト・ヘミングウェイは 1939 年に初めてサンバレーを訪れました。ヘミングウェイが自身の小説『誰がために鐘は鳴る』を完成させたのは、今でも部屋を予約できる由緒あるサンバレー・ロッジ(Sun Valley Lodge)でした。ヘミングウェイと妻のマーサ・ゲルホーンは、1959 年にアイダホ州に移住。ヘミングウェイが埋葬されたケッチャム墓地には現在、アーネスト・ヘミングウェイの記念堂とお墓があります。ウッドリバー歴史文化博物館(Wood River Museum of History & Culture)では、ヘミングウェイの生涯と作品を深く掘り下げることができ、熱狂的な文学ファンにはたまらない名所になっています。館内の没入型展示ギャラリーには、ショショーニ族やバノック族の歴史と今なお輝く遺産を称えるトライバルルーム(Tribal Room)や、地元の歴史的工芸品が展示されているキャビネット・オブ・ワンダーズ(Cabinet of Wonders)があります。
おもしろ情報

2017 年、セントラル・アイダホ・ダークスカイ保護区は、アメリカで初めて国際ダークスカイ協会によりダークスカイ保護区に認定されました。
写真提供:Oliver Guy / Visit Sun Valley